オキシトシンで幸せになる

脳内ホルモンって耳にしたことがあると思いますが、私たちの身体の中では様々なホルモンが分泌されて生体を維持しています。

脳内ホルモン(神経伝達物質)の代表的なものの中で、今回はオキシトシンに焦点をあててのお話。

その前に、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンについて整理しておきます。

 

ドーパミンは快感を操るホルモンで、ドーパミンが分泌されることで興味や楽しみを抱くことができます。ドーパミンの分泌がポジティブに働くと快感を得てそこから意欲につなげていくことができます。過度に働き過ぎてしまうと依存症に発展してしまうこともあるようです。ドーパミンの分泌減少がパーキンソン病を起こしやすくなるとも言われています。

 

ノルアドレナリンは脳内危機管理センターとなりうるホルモン。外部からのストレス要因に対して瞬時に情報を分析して、過去の経験と照らし合わせてそこから最善の反応を導き出すホルモン。とても有難く重要なホルモンだけれども、これも過度に働くと不快感で落ち込んでしまったり、時に怒りに発展してしまうこともあります。

 

セロトニンはリラックスしているときに分泌される幸せホルモンとして知られていますが、その働きはドーパミンとノルアドレナリンの両極のホルモンの舵取りをしてくれいる働きもあります。いわば精神安定ホルモン。これも重要な働きをしてくれるホルモンなのに、ストレス状態が長く続くと分泌量が減少してしまいます。セロトニンが少なくなるとやる気がなくなったり、人と会うのが億劫になって鬱になりやすくなります。

 

幸せ > セロトニン < 鬱

 

だれだって鬱よりも幸福感に満ちたなかで生活したいと思います。

ならばセロトニンの分泌量を増やしたい。ところがホルモンは自分の意思で分泌量をコントロールできるものではありません。そこで手助けとなってくれるのがオキシトシンです。

 

オキシトシンは心地よいと感じるときに分泌されるホルモンです。オキシトシンが分泌されるとセロトニンが活発になり、幸せを感じつつ体もリラックスする。正に心身ともに幸福感に満ちた状態になれるわけです。ならばオキシトシンの分泌を活性させたい。その方法をいくつかご紹介します。

 

オキシトシンを増やす方法 その1

  1. 恋をする : 恋をしている人ってキラキラしてます。でも相手があってのことですから、誰彼かまわず直ぐに恋愛に結び付けることはできません。憧れの存在を持つ。そういう目で周りの人を観てみると、自分を向上させてくれる存在に気づくことができるかもしれません。
  2. 自分自身を慈愛する : せっかくオキシトシンが分泌される環境下にあっても、自分を卑下してばかりでは幸せホルモンの分泌を妨げてしまいます。傲慢ではなく謙虚でもなく、自分のことを慈しむ。「自分なんて」という思いが出てきても、それも含めて自分を愛おしく思ってみる。
  3. 子供やペットに対する愛 : 我が家には2匹のネコがおりますが、彼らの暖かく柔らかな体を抱擁すると私の心は瞬時にとろけてしまいます。以前に知り合いが3歳児のお子さんと一緒に遊びに来てくれたことがありました。この小さな子供に抱きつかれたときにも、身体が解けていく感覚を得たことがあります。子供やペットに対する無償の愛もオキシトシンに分泌を促進してくれます。
  4. 触れ合う (タッチ・ハグ) : 欧米の習慣でハグがありますが、直接触れ合うことで親しみをダイレクトに伝え合うことができます。ただし過度な抱擁ややたらに触ることはセクハラになりますからご注意を。ビジネスシーンでは挨拶時に握手をしますが、しっかりと相手の手を包み込むハンドシェイクをすることでウェルカムの意を伝えます。その他、直接触れ合うことで救われることってたくさんあります。エム・アイ・エルで実践しているブレインストレッチリラクゼーションの施術技法も、直接触れる手を重視します。緊張した手では相手の身体をリラクゼーションに導くことはできません。“どういう手がリラックスへ導く信号を相手の身体へ送ることができるのか”これがブレインストレッチの最大のテーマです。

 

オキシトシンを増やす方法 その2

  1. お気に入りのモノを大切にする
  2. 映画などを観て感動する
  3. 美味しいものを食べて満たされる

 

様々な情報が瞬時に得られるようになった現代社会の影響で、私たちの思想はいささか理屈っぽくなってきている気がします。そして固定観念に捉われてしまう。

純粋に“可愛い、綺麗、楽しい、可笑しい、美味しい” と声に出して言ってみる。

毎日の小さな感動がオキシトシンの分泌を促進してくれます。11110-013

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